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感情欲

目視できるだけで野良猫が5匹

白い塊になるのと、顔を洗うのと、こちらを凝視するの。

公園にいる人はどうしようもなくわけがありそうで

なんもなさそうで

 

野良猫に餌をやったら

ブランコを延々と漕ぐ私を一瞥して立ち去る

 

君の人生はそれで40年とかそこいらを紡いできた

ターコイズブルーの半袖を着て

 

どうしようもなくしょうもないのに

ここまで歴史の見えない糸を紡いできたのは君だ

それが君にはわからないだろう

私にもよくわからない

考えてしまうのは禁忌に触れる気がして、ダメなのだ、できない、私には

ちょうど良くできた悲しみの輪郭とか、美しさの破片を誰が踏みにじり奪おうとする?

触れると一瞬で幻となるものを奪おうとした

湖の月のおぼろげ

 

 

日の目を浴びない地下アイドルを応援する汚いおっさん

カップラーメンをすする毎日

これがどうしようもない

君の隣に住む「生きる。」

 

怒る、悲しむ、喜ぶ。

他にもっと。もっと欲しくないのか。

誰もまだ手にしてない感情の位置付けを

 

感情欲を貪って生きられるなら

性欲も食欲も捨てようか